今回は、【Zoom H4nPro】を購入しましたので、ご紹介したいと思います。
購入した目的は、ASMR動画制作に使用するICレコーダーとして使うためで、以前購入したRODE wireless goがホワイトノイズが大きく入ってしまったので、H4nProの力でホワイトノイズが減少させようと考えました。
主に音楽制作に使われる場面が多い機材かと思いますが、主にホワイトノイズの観点からレビューしていきます。
H4nPro について。
仕様
同時録音トラック: | 2 (ステレオモード), 4 (4CHモード), 2 (MTRモード) |
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同時再生トラック: | 2 (STEREO mode), 4 (4CH mode), 4 (MTR mode) |
録音時間 4GB (SDHC): | 約380分(WAV 44.1kHz/16bit ステレオトラック) 約68時間(MP3 44.1kHz/128kbps ステレオトラック) ※録音時間は目安です。条件により多少短くなることがあります。 |
最大録音ファイルサイズ: | 2 GB |
プロジェクト: | 1000/カード |
カウンター: | 時/分/秒/ミリ秒 |
その他の機能: | パンチイン・アウト、バウンス、A-Bリピート |
エフェクトモジュール: | 2 ステレオモード/4CHモード: LO CUT、 COMP/LIMITER MTRモード: PRE AMPモジュール、EFXモジュール |
タイプ: | 53 |
パッチ: | 60 |
チューナー: | クロマチック、ギター、ベース、オープンA/D/E/G、DADGAD |
メトロノーム音源: | 5 |
変拍子: | アクセントなし、1/4〜8/4、6/8 |
テンポ: | 40.0〜250.0BPM |
A/D変換: | 24bit 128倍オーバーサンプリング |
D/A変換: | 24bit 128倍オーバーサンプリング |
記録メディア: | SDカード(16MB〜2GB)、 SDHCカード(4〜32GB) |
ディスプレイ: | 128 × 64ドットフルドットLCD(バックライト付) |
WAVフォーマット(録音・再生) | |
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量子化ビット数: | 16/24 bit |
サンプリング周波数: | 44.1 / 48 / 96 kHz |
MP3フォーマット(録音) | |
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ビットレート: | 48, 56, 64, 80, 96, 112, 128, 160, 192, 224, 256, 320 kbps, VBR |
サンプリング周波数: | 44.1 kHz |
MP3フォーマット(再生) | |
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ビットレート: | 32, 40, 48, 56, 64, 80, 96, 112, 128, 160, 192, 224, 256, 320 kbps, VBR |
サンプリング周波数: | 44.1 / 48 kHz |
INPUTS | |
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INPUTS: | XLR(バランス入力)/標準フォーン(アンバランス入力)コンボジャック |
入力インピーダンス: | (バランス入力時) 3.0kΩ以上、2番ホット (アンバランス入力時) 470KΩ不平衡 |
入力ゲイン: | (バランス入力時) −16 dB ~ +43 dB (アンバランス入力時) -30 dB ~ +32 dB |
内蔵ステレオマイク: | 指向性: 単一指向性 感度: -45dB/1Pa 1kHz 入力ゲイン: -16dB ~ 51dB 最大入力音圧: 140 dB SPL |
EXT MIC: | ミニステレオフォーンジャック(プラグインパワー対応) 入力ゲイン: -16dB ~ 51dB 入力インピーダンス: 2KΩ以上 |
OUTPUTS | |
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ライン/フォン: | LINE出力負荷インピーダンス: 10kΩ以上 LINE定格出力レベル: -10 dBu PHONE: 20 mW + 20 mW (32Ω負荷時) |
内蔵スピーカー: | 400 mW 8 Ω |
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ファンタム電源: | 48V、24V、OFF |
USB: | USB2.0High Speed マスストレージクラス動作、オーディオインターフェース動作 各USB機能はUSBバスパワーで動作可能 |
電源: | DC 5V 1A AC アダプター使用(ズームAD-14)、単3乾電池2本 |
電池: | 単3アルカリ乾電池または単3ニッケル水素(NiMH)充電池 x 2本 |
連続録音時間: | <ステレオモード> 内蔵マイク使用、44.1kHz/16bit、ヘッドホン接続無し アルカリ乾電池 約6時間、NiMH(2450mAh) 約8時間<スタミナモード> 内蔵マイク使用、44.1kHz/16bit、ヘッドホン接続無し アルカリ乾電池 約10時間、NiMH(2450mAh) 約12時間 |
外形寸法: | 73 (W) × 157.2 (D) × 37 (H) mm |
重量: | 294 g (電池含まず) |
※0dBm=0.755Vrms ※製品の仕様及び、外観は、改良のため予告なく変更することがあります。 |
外観
背面に、三脚穴とマイクのアダプタがあります。
マイクを付けるのであれば、三脚を付けて机から浮かせた状態にする必要がありそうです。
右サイドにあるダイヤルで設定メニューのカーソル移動と決定を行いますが、これが少し操作しづらいです。
表面にもたくさんボタンが付いているので、そちらに割り振れたら良いと思います。
ぼくが今回購入したのはオールブラックのバージョンです。
以前はシルバーのものが販売されていましたが、現在は生産終了しており、オールブラックしか選択肢がありません。
おそらく機能的には差がないと思われますが、オールブラックの方が約4000円ほど高くなっているので、少しネックに思います。(確かに見た目はかっこ良く、安っぽさもありませんが…。)
使ってみた感想。
H4nProの内蔵マイクで録音した音。
このマイクを使用して録音しました。録音レベルは、5です。
ホワイトノイズは少なめだと思いますが、本体のマイクにかなり近づいて録音しなければならないところが少しネックです。
H4nPro+Sony ECM-C10で録音した音。
H4nPro+Sony ECM-C10を上の写真のように接続して、録音しました。録音レベルは同じく5です。
本体のマイクで録音するよりも、ピンマイクを付けたほうがホワイトノイズが気になりました。
ぴー、がーなど、機械音が鳴っているイメージです。
録音された音は、ピンマイクを付けたほうがクリアに聞こえているような気がします。
ホワイトノイズは完全になくならない。
できるだけホワイトノイズが聞こえないように本体設定の録音レベルを下げて、レベル5で録音してみましたが、後から編集で音量を大きくするとホワイトノイズが目立ってきてしまいました。
今回の録音方法よりもホワイトノイズを減らして音質を向上させるためには、XLR端子にコンデンサーマイクを接続して録音するのがベストだと思います。
動画と音声の結合が手間。
これは分かっていたことですが、現状の装備では動画と音声のファイルが別になってしまうため、編集で結合する必要があります。
動画を撮影する度に必要な編集の工程が増えるので、手間に感じてしまう恐れがあります。
カメラにH4nProを接続して、そこにマイクを繋げると外部マイクのように使えるようになると思います。
しかし、ケーブルの購入が必要なうえにケーブルが増えると、その分ホワイトノイズが乗りやすくなるかもという懸念があり、微妙な感じです。
:関連:声を録音するにはこれがおすすめ。
ぼくが以前購入したものが、【RODE Wireless GO 】です。
ブログにも書きましたが、このマイクはぼくの用途には向いていませんでした。
しかし、人の声を録音するにはぴったりです。
Wireless Goは、ピンマイクで録った音をワイヤレスでカメラの映像と同期でき、撮影時の取り回しも楽ちんです。
お手軽にピンマイクで録音したい方におすすめできます。
おわりに。
以上が【ZOOM H4nPro】のレビューになります。
この商品自体に大きな不満はありませんが、現状よりもホワイトノイズを減らしたい、音質を向上させたい場合は、コンデンサーマイクの購入を検討する必要があると思いました。
ただ、良いものを求めすぎてもキリがないところもありますので、どこで納得するか及第点を見つけなければと思っています。
もう少しマイク探しは続きそうです。