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寮・社宅と家賃補助どちらがお得か考える

会社の福利厚生制度の中に、「寮・社宅」と「家賃補助」があります。

ぼくは現在、会社の寮で生活をしています。

数年間寮で暮らしていますが、アパートで一人暮らしをしたい欲求が高まってきた今日この頃。

今回は、金銭面にフィーチャーして、「寮・社宅」「家賃補助」を比較したいと思います。

自分が一人暮らしを始める言い訳をするとともに、誰かの参考になれば嬉しいです。

:結論:金銭面を最優先すると「寮・社宅」がお得!!

つらつらと理由を述べていきます。

家賃補助には税金がかかる。

家賃補助は、当然のことながら普段の給与に上乗せされる形で振り込まれます。

つまり、この家賃補助には税金がかかってきます。

一般的な家賃補助は、上限が決められたうえで、支払家賃の数%を支給するというのがよくあるパターンだと思います。

例:家賃上限50,000円 家賃の50%負担で25,000円の補助

仮に25,000円の家賃補助が受けられたとして、実質手元に残るお金は約7割の17,500円程度ではないでしょうか。

25,000円を丸々、家賃の支払いに充てられるわけではない所がポイントです。

家賃分の補助しか出ない。

つまり、共益費などの支払い分は補助が受けられません。

賃貸物件は家賃+共益費の支払いが一般的です。

仮に家賃45,000円+共益費5,000円とすると、支払い金額の合計は50,000円です。

しかし、家賃補助を受けられるのは家賃分45,000円×50%=22,500円です。

感覚的には支払う金額が50,000円なので、その50%である25,000円の補助が受けられる気がしますよね。

シミュレーションをしてみる。

実際にシミュレーションをしてみます。

このシミュレーションは、ぼくの勤め先の福利厚生制度をもとに行っていますので、おおよその目安にしてください。

寮・社宅家賃補助
約24万円約55万8000円
年間でかかる費用

寮での生活と家賃補助を受け取って賃貸アパート生活。これらのインフラを維持する金額を算出します。

寮で生活する場合、家賃+光熱費+水道代を合わせて約2万円程度。年間で約24万円です。

では、家賃補助を受け取る場合。家賃が50,000円+共益費4,000円の物件で生活するとし、その50%である25,000円が支給されると考えます。

先ほどの理由でも説明した通り、家賃補助には税金が掛かりますので、手取りは約17,500円。

(家賃50,000円+共益費4,000円)-(家賃補助17,500円)で、ひと月の支払いは36,500円となります。

ここに水道光熱費が加わります。季節や地域によって金額にばらつきがありそうなので、今回はざっくりひと月1万円とします。

これらをまとめるとインフラコストは46,500円となり、年間で558,000円となります。

(家賃補助:558,000円)-(寮:240,000円)=318,000円【年間】

これほどの差になります。

息しているだけで30万円以上も違いがあるなんて、寮・社宅は金銭的メリットが大きいことが分かります。

正確には賃貸物件の場合、町内会費や火災保険、駐車場代など住む環境によってコストが上乗せされますが、最低限でこれだけの差です。

まとめ

お金を優先するなら「寮・社宅」 感情を優先するなら「家賃補助」これが結論です。

家賃を半分程度負担してくれる家賃補助は感覚的にはお得に感じますが、税金などを鑑みて計算すると、お得感が少々薄れますね。

それでも賃貸暮らしをしたいのか、後は自分の感情との相談です。

ぼくは賃貸暮らしがしたい!